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Abby CTO 雑賀 力王のオフィシャルサイトです

開発現場と最新技術 その1

JAVA EE5、JBIなどなど便利そうなものがドンドン出てきているが実際に開発に使用するとなるとどうだろう?
開発規模に合わせて使用する技術を選定する事をもう一度考える必要があるのではないだろうか。

まずフレームワークを使用する際には

  1. Javaの基本知識
  2. フレームワークのおよその概念、仕様

を知っていないと当たり前のごとく開発はできない。
また仕様の理解度によって「できる事」、「できない事」がわからないため、無駄なコストがかかってしまういったケースも起こりえるだろう。
(実際に破綻してしまうケースすらある。EJB登場時にはこういった事が多かったように思える)
フレームワークを使いこなすにはそれなりに時間がかかる。
フレームワークに限った話ではない)
時間がかかる理由には単純に

  • 仕様を覚える必要がある

が挙げられる。
インターネットでの情報、書籍、実績などなど情報量またフレームワークの熟成度が多い場合は手がかりが多いためすんなりと学習できるがそうでない場合はtry&errorで検証プログラムを作成し、手探りに近い状況で習得せざる得ない。
この状態だと開発中に技術的な壁にぶつかってしまった場合、そこで初めて検証プログラムを組んだりしてしまい開発が一時的にストップしてしまう。
実際に

また開発はチームで行う事がほとんどであろう。
開発者が1〜3人などの小規模な開発であれば問題ないが10人を越えるような中〜大規模の場合開発者のレベルが同じであるとは限らない。
(少ない人数であればなんとかレベルのそろった開発者を調達することは可能であろう)
やはり単純に学習しなければいけない人数が多いとそれなりに学習コストがかかる。
また学習には個別差がある。実際にコードを書かなければ行けない時期になっても書ける人、書けない人が出てきてしまいメンバーにかかる負担に大きく差が出てしまう可能性もある。

開発を提案する際にはプロジェクト(開発)全体を見てもう一度導入するフレームワークを考えないといけないなあと思うのでした。
うくく。