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Abby CTO 雑賀 力王のオフィシャルサイトです

vimでjavaの開発を行う その1

まあ前々から考えてた事なんだけどできるのかなあと。
インスコ時はXみてーなのとか立ち上がってないといかんっぽいけどインスコ
終わればterminalだけで動くはずです。
まあちょっとやってみたいひとは参考にしてみてください。

使用するもの

  1. JDK1.5
  2. Eclipse3.3
  3. Vim7
  4. eclim1.3.1

1. JDKインスコ

まあ普通にインスコします。
1.5以上じゃないとあかんらしい。

2. Eclipse3.3をインスコ

Enabling Open Innovation & Collaboration | The Eclipse Foundationから3.3をダウンロードします。
解凍して適当な場所に置きます。
一度起動してworkspaceの場所、あと自動ビルドの指定をしておきます。
WTPとかインスコしておくといいらしいのでupdateから入れておきます。
emfとかもいるらしいので先に入れておくとスムーズかも。
(後からでも勝手に入る)

3. Vimインスコ

Vim7をインスコします。
僕の場合はmacなのでmacport経由で入れました。
なんか野良っぽいのでいれてるのでkaoriyaとか半透明とかできるようになってます。
gVim使ってないけど。

4. eclimのインスコ

Welcome to Eclim — eclim (eclipse + vim)より最新版をダウンロードします。
windows版はわからんけどUnix版はダウンロードしたeclim_1.3.1.shを起動します。
するとGUIインストーラーが立ち上がるのでeclipseホーム、vimのpluginの置き場所
などを指定してインスコします。
場合によっては必要なeclipse pluginもインスコする画面が出るので一緒に入れます。
その後、vimscriptもドカドカ入ります。

5. screenのインスコ

Unix系のひとはあった方がいいと思うのでインスコします。
とりあえず環境構築はここまでです。

6. eclimdの起動

eclimはeclipseと通信みたいなことして動作します。
なのでeclipseのpluginに入っているeclimdを起動しないといけません。
なのでまずeclimdを立ち上げます。

/plugins/org.eclim_1.3.1/bin/eclimd

で起動できます。
こいつを立ち上げると云々出ます。
死んでなければOKです。

次にvimを立ち上げます。
workspaceで起動しないといけないとかよくわかってないですが、とりあえず
workspaceの場所にcdして立ち上げます。

まずeclipseと通信できてるか確認します。

:PingEclim

を叩いて

eclim 1.3.1

と出ていればOKです。

7. projectの作成

次に土台のprojectを作ります。

:ProjectCreate

まあオプションでちょっと指定できるんだけどまずはシンプルに。
するとprojectのフォルダができるのでcdします。
projectのフォルダの中には.project、.classpathが出来ているはずです。

8. classpathの指定

この状態だとなんも設定されてないのでsrcの場所ぐらいは指定しておきます。
vimで.classpathを開いて

:NewSrcEntry

を叩くとsrcの設定が書かれるので保存します。
まあclassファイルの出来る場所とかも修正しておくといいでしょう。
srcフォルダが出来なければ作っておきます。
まあわかっていればjarファイルなどもclasspathに追加しておきます。

NewJarEntry

タブで補完が聞くので割と楽に指定できます。
(多かったら死ぬかも)

9. buildの設定

このままでもjavaファイルを開いて補完とかできたりしますが、コンパイル
云々みたいな状態です。
なのでbuilderの設定をします。
.projectを開いてbuildSpecを設定します。
以下サンプルです。



Test





org.eclipse.jdt.core.javabuilder





org.eclipse.jdt.core.javanature

なんで最初からjavabuilderを設定してくれてないのか理解に苦しみますが、
設定します。
これでvimjavaファイルを保存した時にbuildされるようになります。

10. コンパイルのテスト

とりあえずsrc/Test.javaなど作って保存するとclassファイルが.classpath
指定した場所に出来ます。
出来てなければ.projectの設定のbuilderんとこが間違ってる可能性があります。

保存の時ヘンテコなメッセージが出た場合もコンパイルの設定とか、vimを起動
している場所が間違っている可能性があります。
単純にコンパイルエラーの場合もあるかも知れません。
チェックする時には

:JavaCorrect

を叩くとチェックしてくれます。

11. 補完のテスト

とりあえずeclipseの補完も効いてるかテストします。
Sysぐらい打ったあとでCtrl-X Ctrl-Uを押して補完候補が出れば正常です。
出てないひとはeclimdが起動しているか確認して下さい。

12.最後に

基本的にはeclipseの機能を使ってるだけなので設定周りなど難しい場合は最初に
eclipseを起動して、eclipse側でいろんなものを設定してしまうのもいいでしょう。
その他にmavenなどの連携なども起動できたりいろいろ出来たりしますがその辺は
また後日に書きます。
(多分)
あと実開発で言えばproject.vim、fuzzyfinder.vim辺りは必須だと思います。

eclimはまだ発展途上でフルでeclipseの機能を使える訳ではないです。
(format系などなど。todoなど見ると少しずつ良くなっていきそうです)
でもvim使いの人には今までのeclipseのvipluginなどよりも大分親しみやすいのではないか
と思います。

とまあeclimの基本中の基本を駆け足で紹介しました。
実際に動いてる様子などttyshareにうまくアップ出来たらまたお知らせします。

うくく。